ならば

音とかで遊んでいたログ

画像にクラウドを載せる

ドッグイヤーを超える速さで驀進するAI界隈では何百周遅れなのかわからないが、機械学習で遊び始めた。まずは学習結果の単なる利用者になる。

すやり霞という大和絵の表現技法がある。こんな感じで横にびよーっと伸びている雲のような何か。


画像に写っている物体を検出した結果に対して、その物体に重ならないようにすやり霞のようなものを描く。
機械学習のライブラリはTensorFlow+Keras、物体の検出はSSDの学習結果として公開されているサンプルを利用した。

Jupyter Notebookでいろいろ試してみた。ipynbファイルはこちら。下の元画像はすべてPixabayからCC0のものをダウンロードして使った。

ラスト二枚のイラストも人だと検出している。一番下は人または馬かもみたいなことになっているが。
SSDの論文を見ると公開サンプルの学習用データセットには以下を使っていると記載がある。

  • Microsoft COCO trainval35k
  • VOC 2007 trainval, test
  • VOC 2012 trainval

これらの中にはイラストはないようだが、手元でいくつか試すとタッチが比較的リアルに近い場合は割と検出してくれた。特徴量としても似ているのか(よくわかってない)。