ならば

音とかで遊んでいたログ

まばたきで画面キャプチャを撮る

Webカメラに顔を映して、まばたきしたときに自動でアクティブウィンドウの画面キャプチャを撮って保存する。
左下のウィンドウに映っている目の周りの四角が青くなったときが目を瞑ったとき。

   


Camera Mouse Suiteというソフトと、自作のキャプチャプログラムを組み合わせている。

Camera Mouse Suite

Camera Mouseは、Webカメラに映した頭の動きでマウスを操作するソフト。頭を上下左右に振ることでマウスポインタを動かして、一定時間同じ場所にマウスポインタを置けばクリックできる。このソフトの機能追加バージョンがCamera Mouse Suiteで、マウスポインタの停留時間の代わりに、まばたきでクリックする機能がある。

  

Blink Timeに、目を瞑っている最少時間を設定する。この時間が、生理的な(一瞬の)まばたきと、クリックのための意図的な(ある程度長い)まばたきを区別するための閾値となる。目のチャタリングに対するソフトウェア的な対策といえる。

使い方は簡単。PCにWebカメラをつないで起動すると、自動的に顔が検出される。上の画面でいくつかの項目を設定した後、ソフトの指示に従って頭を動かしたり目を瞑ったりすれば、すぐにマウスを操作できるようになる。

自作のキャプチャプログラム

Camera Mouse Suiteはフリーソフトだけどオープンソースではないので、まばたきしたときにクリック以外の何かをさせるように改造できない。そこで、マウスイベントをグローバルフックして、クリックされた場合にアクティブウィンドウをキャプチャ・保存するプログラムを作った。作った部分はこれだけ。

感想

Camera Mouseの使用感について。
使いやすくて高精度だった。比較としては、手を使わずにマウスポインタを動かすという目的に絞れば、ITU Gaze Trackerに比べてセットアップは遥かに楽だしマウスポインタも操作しやすい。

まばたきの検出は他のソフトを使ったことがないので比較できないけれど、充分実用的な精度だと思う。ただ、今回のどうでもいいケースでは連写と呼べるほど高速なまばたきは検出できなかった。まばたきでモールス信号を高速に発信するソフトも作りたいと思っていたのに。